私はTop10Fans編集のMaTitieです。今日は「fantia 中華 割れ（中華圏の共有コミュニティ等での無断転載・再配布が疑われる状況）」を、OnlyFansで活動する日本在住クリエイター目線で、実務的に整理します。

Ti*ngouさんのように、介護の仕事と両立しながら、スローモードの映像で“親密さ”を丁寧に作っているタイプほど、流出のダメージは精神面と収益面の両方に刺さります。しかも、アルゴリズム変更や拡散の波で「見つかりやすい日」が突然来る。だからこそ、感情ではなく手順で守る設計が必要です。

※本文の「割れ」は違法行為を助長する意図ではなく、被害を想定した“防御のための運用”に限定して扱います。

1) まず押さえる：FantiaとOnlyFansで“流出の形”が違う理由

Fantiaで起きがちなこと

  • 画像・動画の「まとめ再配布」（セット化されやすい）
  • 会員限定投稿のスクショ共有
  • 中華圏の掲示板・SNS・クラウド保管への再アップ（検索に引っかかりやすい）

OnlyFansで起きがちなこと

  • 直リンク共有、画面録画、スクショ
  • バズ投稿（SNSでの拡散）をきっかけに“二次流通”が増える

Mandatoryの報道でも、OnlyFansクリエイターの投稿がSNSで一気に注目を集めるケースが繰り返し出ています（例：Sophie Rainの投稿が拡散）。“目立つ”自体はチャンスですが、同時に流出の入口になります。
一方で、AsiantimesやIBTimesが触れているように、トップ層は収益を積み上げられる反面、「拡散と複製が常に隣り合わせ」という前提で運用しています。

2) 被害の考え方：収益が減るパターンは主に3つ

パターンA：新規が減る（検討層が“無料で見た気になる”）

  • 体験の核心（世界観・関係性）が画像数枚で伝わると、加入動機が弱くなる

パターンB：既存が抜ける（“損した感”が出る）

  • 「自分だけが払ってる」感覚が出ると、長期支援が崩れる

パターンC：制作意欲が落ちる（投稿頻度が下がる）

  • Ti*ngouさんのように節目の時期ほど、ペースを崩すと回復に時間がかかる

対策は、(1)削除対応、(2)証拠と記録、(3)商品設計の分離、(4)見せ方の変更、(5)拡散前提の導線、の5つをセットで回すのが現実的です。

3) 対策①：最初の48時間でやる「証拠→優先度→削除」の順番

ステップ1：証拠を“後で使える形”で固める

  • 該当ページのスクショ（URL、投稿日時、ユーザー名が写るように）
  • 画面録画（スクロールして全体が分かるように）
  • 可能ならHTML保存、またはアーカイブ系の保存
  • 自分の元投稿のURL、公開日時、会員限定であることの説明メモ

ポイントは「怒りながら通報」ではなく、「作業として記録」。ここが後工程（削除依頼・問い合わせ）の通りを左右します。

ステップ2：優先度を付ける（全部を追わない）

優先順位の付け方はシンプルです。

  1. 検索で出る（一般検索に露出）
  2. まとめ・大量配布（拡散力が高い）
  3. 自分の名前/ブランド名で引っかかる
  4. 古い単発（影響が小さい）

まず1〜2を潰すだけで、体感の不安が大きく下がります。

ステップ3：削除依頼は「相手→ホスト→検索」の順に

  • 投稿者（可能なら）：削除依頼
  • 掲載サイト運営：規約違反として削除依頼
  • ホスティング/ファイル置き場：権利侵害として申立て
  • 検索：インデックス削除（露出を減らす）

※具体的な申立て手順は各サービスで異なります。テンプレ文面を用意して“手数を減らす”のが継続のコツです。

4) 対策②：水印（ウォーターマーク）は「入れ方」で効果が変わる

おすすめは“消しづらさ”と“作品を壊さない”の両立です。

  • 位置：中央寄り＋端にも小さく（1つだけだと切り抜かれやすい）
  • 透明度：薄すぎると意味がない／濃すぎると商品価値が落ちる
  • 情報：ブランド名＋月（例：Ti*ngou / 2025-12）
  • 動画：数秒ごとに位置が変わる小さい透かし＋最後に大きめのクレジット

スローモード映像の良さは「質感と余韻」なので、画面中央を大きく占有しない設計が向いています。最小限の視認性で、コピーの“使いにくさ”を上げましょう。

5) 対策③：商品設計を「流出しても痛くない層」と「会員価値の核」に分ける

流出をゼロにするのは難しい前提で、被害を限定する設計にします。

レイヤー1（流出前提でもOK）：見つけてもらう層

  • ティザー画像、短い切り抜き、制作の裏側の一部
  • “雰囲気は分かるが完結しない”内容

Mandatoryが報じるような「1枚/1投稿の拡散」は、入口として活かせます。問題は、入口が“本編の代替”になること。ここを切り分けます。

レイヤー2（会員価値の核）：流出されると痛い層

  • シリーズ構成（ストーリーの連続性）
  • 参加型（投票、リクエスト反映、限定ライブ）
  • 長尺、編集前後の比較、音声・テキストの補足

Ti*ngouさんの強み（丁寧な語り・親密な空気）は、単発の画像より「連続体験」で価値が出ます。核を“切り抜きできない形”に寄せるほど、割れの影響を受けにくくなります。

6) 対策④：価格と特典を「アルゴリズム変動に強い形」へ

アルゴリズムが変わると、伸びる導線（X/IG/短尺）が日によって変わります。だから、流入が増えた日に“取りこぼさない”設計が重要です。

実務で効く構成例

  • 低価格：入会しやすい（流出で迷う層を取りに行く）
  • 中価格：シリーズ本編＋月次まとめ
  • 高価格：個別要素（カスタム、優先返信、制作過程の共有）

Asiantimes/IBTimesの話題が示す通り、収益は「単価×継続×露出」で決まります。割れ対策は“削除”だけでなく、継続率を守る商品設計がセットです。

7) 対策⑤：中華圏の「割れ」に刺さりやすい投稿を見直すチェックリスト

狙われやすいのは、一般的に以下です（質の良し悪しではありません）。

  • “1投稿で完結”していて保存価値が高い
  • サムネで内容がほぼ分かる
  • まとめ買いしやすい（同じ衣装・同じ背景・同じ尺）
  • ファイル名や投稿タイトルが整理されすぎている（収集が楽）

対策としては、次が効きます。

  • サムネは“核心を見せない”
  • 作品はシリーズ化して「前後が気になる」構造に
  • 会員向けには、投稿内テキストで“見どころの案内”を付ける（切り抜きでは伝わらない価値）

8) クリエイター心理の守り方：不安を“運用タスク”に変える

流出疑いが出ると、制作が止まりやすいです。だから、メンタル対策も手順化します。

  • 毎週の固定時間に「検索・確認」を15分だけやる（毎日はやらない）
  • “見つけたら即削除”ではなく「記録→優先度→対応」を守る
  • 今日は作る日、明日は守る日、と役割を分ける

節目のタイミング（キャリアの区切り）ほど、ペースを守る方が成果につながります。焦って全部を追うより、負荷の少ない型を作りましょう。

9) 実行用：7日間のミニプラン（手戻りを減らす順）

Day1：現状把握
流出の疑いがあるワード（名前・プラットフォーム名・特徴語）を5つ決める。証拠の取り方をテンプレ化。

Day2：水印テンプレ作成
画像用／動画用で2パターン作る。過去作のうち“今売れている10本”だけ先に適用。

Day3：商品レイヤー分離
ティザー（流出前提）と本編（会員核）の線引きを決める。投稿台本の型を作る。

Day4：削除導線の整備
申立て文面テンプレ、必要情報リスト、送付先メモを1ページにまとめる。

Day5：サムネとタイトルの見直し
“見せすぎ”になっている投稿から順に差し替え。

Day6：継続特典の追加
投票・先出し・月次まとめなど、切り抜きで代替できない価値を1つ足す。

Day7：計測
退会率、再加入率、保存数、DM反応など、2〜3指標に絞って比較する。

10) 最後に：割れ対策は「信用を守る運用」でもある

Camilla Araujoの離脱表明が話題になったように、プラットフォームとの付き合い方は長期で変わり得ます。だからこそ、特定の場所に依存しすぎず、作品の価値を“あなたの設計”で守るのが強いです。

Ti*ngouさんのように、丁寧な制作を積み上げてきた人ほど、守りの仕組みを入れるだけで、投稿が安定して伸びやすくなります。必要なら、Top10Fans global marketing network に参加して、国や言語をまたいだ導線設計と被害時の運用を一緒に整えましょう。

Foto: Nina Sevastjanova

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